有料着席サービスと昨今の通勤事情
通勤時間帯に有料の着席サービスが生まれたのは1984年に当時の国鉄や私鉄である京成によって開始されたと言われています。首都圏での通勤環境は厳しいもので、また、東京への通勤圏内も広がることにより乗車時間も長くなることにより、少しでも楽に通勤したい需要があったが、特急列車の車庫への回送列車を有効活用することによって安価な値段設定での提供が好評を博したものです。その後、専用の車両や座席が回転するデュアルシート車両を使用したりと、各社で多種多様な有料着席サービスが増えてくるのです。
2010年代以降は、有料着席サービスを行っていなかった鉄道会社として、京王電鉄・東急電鉄・京阪電鉄・阪急電鉄や、路線として東武東上線・西武拝島線・東京メトロ日比谷線やJR西日本エリアと広範囲に広がっているのだが、JR東日本エリアは快速列車から特急列車に格上げ(値上げ)する状況もあるので、需要はますます増えていくものと考えられるのである。